LIFERS HOME | TOP | 内容紹介 | DVD | 上映・イベント | 監督の上映日記 | 予告編 | リンク | ビデオ貸出 | 資料
LIFERSライファーズ
「社会復帰してゆく受刑者が、再犯しないように働きかけること。
 これが、取り返しのつかない罪を犯した自分にできることだと思う」
レイエス・オロスコ(Lifer)
TV番組の取材を通して「アミティ」(米国・犯罪者の更生施設)を訪れてから、かれこれ10年近くたつ。その間、様々な出会いがあった。罪を犯し、刑務所に服役した後に、社会の中で生き直そうとしている人たちとの出会いである。
共同生活施設に暮らす保護観察中の若者、芸術家として成功をおさめる青年、弁護士をめざして大学で学ぶ少女、デモンストレーターと呼ばれるスタッフなど。その多くは十代の頃から薬物に手を出し、他人に危害を加え、逮捕を繰り返す「凶悪」な犯罪者だったという。しかし、私の目の前にいる彼ら/彼女らは、「凶悪」という言葉からは想像もつかないほど穏やかで優しい。
 
「あなたが変わりたい、と思えるようになったきっかけは何だったの?」
 
そんな質問をどれぐらいの人に投げかけてきただろう。
そして、彼/彼女らは決まってこう答えるのである。
 
「ライファーズ(終身刑受刑者)のおかげだよ」
 
正直なところ、最初はこの答の意味がよくわからなかった。取り返しのつかない罪を犯してきたライファーズは、どんな思いで日々暮らしているのだろう。そんな彼らから他の受刑者たちは何を学ぶのだろう。アミティは刑務所の中でどのような活動をしているのだろう。塀の中で一生すごさねばならないかもしれないライファーズにとって、何が支えなのか? 彼らは被害者に対してどのような「償い」をしているのだろうか?
 
坂上香
本作品は、そんないくつもの疑問からスタートした。社会復帰した元受刑者たちに、塀の中からポジティヴなエネルギーを与え続けるライファーズとはどういう人たちなのか、彼らが抱く葛藤や苦しみはどこからくるのか、じっくりと見て欲しい。
坂上香(監督・プロデューサー)
刑務所を満員にすることが社会のためになるのか疑問だ。安全な町づくりは犯罪の原因を理解することから始まるのだと思う。
ピーター・バラカン(音楽評論家)
誰もが生まれてきた時は善意の天使だったと思う。「凶悪」な犯罪者もかつては子どもだったはず。
松田美由紀(女優)
生とは何なのか。それは単なる社会復帰ではなく人間として生まれ変わること。この作品を見て、そんな思いを強くした。
山本譲司(『獄窓記』著者)
その他、様々なサイト/メディアで紹介されています。
くわしくは⇒リンク⇒資料をごらんください。
受刑者が300万人を超える米国。そこには10万人あまりのLifers(終身刑、もしくは無期刑受刑者)たちが存在する。彼らは殺人や強盗などの深刻な犯罪を犯し、「更生不可能」というレッテルをはられた人びとであり、社会から忘れられた存在である。
そんなLifersが参加している犯罪者の更生プログラム『AMITY(アミティ)』がある。カリフォルニア州・サンディエゴ郊外にあるRJドノバン刑務所。再犯率が他の刑務所と比べて3分の1も低いこのプログラムでは、約200人の参加受刑者たちが「自分がなぜ犯罪を犯すようになったのか」の問いに徹底的に向きあう。そして、それぞれが罪の償いを模索し、「どのような未来を生きたいか」というビジョンをつくっていく。この中で10名のLifersたちが受刑者の手本(ロールモデル)となってきた。
殺人罪や強盗罪などで服役期間が30年になるLifersの一人、レイエス・オロスコがいう。
 
「釈放されるかどうかが問題なのではなくて、受刑者である私たちは、自分の中に作り上げた『牢獄』から解き放たれる必要がある。たとえ刑務所から出られなくとも、変わるチャンスが与えられれば、今までの生き方にしがみつく必要なんてなくなる。それに、いつの日か出られるかもしれないという希望があれば、頑張り通せると思う」

 
これは、ロールモデルとなったレイエス自身が、他のLifersから教えられたことでもある。自らの罪をどう償い、そしてどう生き直すのかを、彼自身が問いながら、他の受刑者たちにも伝えようとしている。
OfficialSelectionfestival
海外ドキュメンタリー部門 最優秀賞作品
15年もしくはそれ以上刑務所に服役している、長期受刑者の内面に深く迫った作品。彼らの心にはどんなことが起こっているのか? 彼らは自らの心の内を表現できるのか? こういったことに関心を持ったなら、本作品を見るべきである。テレビ界で成功を収めてきたディレクターの坂上香の映像は、洗練され、実に才能に満ち溢れている。本作品では、仮釈放委員会や刑務所での様子を絡めながら、インタビューによって受刑者たちの心の内を引き出し、それらを丁寧に描いている。
「Lifers ライファーズ 終身刑を超えて」は最初から最後まで見逃せない。
アノー・コッター(芸術部門ディレクター)
ニューヨーク国際インディペンデント映画祭選考委員の批評から
『Lifers』上映会用ビデオ貸し出しのご案内
団体・グループの主催による自主上映会大歓迎です。あなたがお住まいの地域でも、ぜひ上映会を企画してください。
くわしくは⇒ビデオ貸出をごらんください。